Yuzuki

魂が宿る

  あなた瞳の奥に見えた輝き   眼光鋭く ナイフのように 光って見えるもの   いずれ 優美な賞賛が あなたの周りを クレッシェンドのように   優しい光の輪の渦が 優しいあなたを取り巻くだろう  

水を得た魚

  昨日まで 水槽の中にいた君は   今 大勢の観客の前で ステージの中を 美しく 華麗に 泳いでいる   君の泳ぎ方で 君の選んだフォームで 全部 残らず そして正しい  

幾千もの星

  果たされない約束 守れない忠告   悲しみの淵にいる私には もう何の声も届かない   昨日まで 泣き叫んでいた声 快楽に溺れた夜に戻りたい   泣くのは もうここまで   これからの夜は 霧が晴れ 幾千もの明かりと星々が 夜を連れてく...

掴む

  手の平から 幸福が零れ落ちないように この一瞬を ただ目を離さずに ひたすら掴む   手の平から 幸福が逃げて行かないように この一瞬を ただ真剣に ひたすらに掴む   ただ他の誰でもない 私だけの為に  

ためいき(僕の)

  無い物ねだりの彼女はいつも 僕を 困らせてばかり   そんな彼女は容易く 他人に 愛想を振りまいている   何かがおかしい   (僕)とは 何なのかと ふと 立ち止まる   彼女は周りを 擒にする能力が あるのではないか   何故なら...
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